【書評】まだ正攻法で勝負しているの?「サードドア 精神的資産の増やし方」はズルくて役立つ本

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もっと早く成功したい。ショートカットする方法ないだろうか、、

 

日本人はコツコツが大好きで、安定志向が強ければ、真面目なベタな方法「正攻法」にこだわります。

例えば、資産を作りたい!と考えたときに、真っ先に浮かぶ方法が貯金ですね。そして、貯金のために節約するという方法は、まさに資産を作るための「正攻法」です。

この世界には、いろいろな正攻法が必ずあります。

・貯金のために節約をする
・出世のために仕事で成果を出す
・モテるためにダイエットをする

しかし、正攻法に対して、疑問を投げつけるのが、今回紹介する「サードドア 精神的資産の増やし方」という本です。

本書は成功までのスピードを高めるカンフル剤であり、「そんなズルい!」と思わせる本です。

 

この本はこんな人におすすめ

・コツコツ努力しても成果がイマイチ・・
・努力よりも近道、抜け道でチートしたい!
・ビルゲイツの成功した本当の理由を知りたい!

 

 

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そもそも「サードドア」って何?

本のタイトルにもなっている「サードドア」ですが、直訳する第3のドア・・何が何だかわかりませんよね、サードドアがあるので、当然、ファーストドア、セカンドドアがあります。

ファーストドアというのは、一般人のドアを指しており、世界の人々の99%が通るルートです。99%が通るので、窮屈でしんどいルートです。大半の人はファーストドアを通り、人生を我慢しながら過ごしていくルートというわけですね。

セカンドドアは世界の1%が通る成功者の通るドアであり、悠々と涼しい顔で通れるルートです。セカンドドアは、大半の人は関係なく、セレブ、お金持ちのみに許されたルートというわけです。待ち時間ゼロ!それでいながら、気持ちよくゴールに向かうことができる、まさに勝ち組のルートです。

では、本題のサードドアですが、ファーストドアでも、セカンドドアでもない、第3の道‥つまり「抜け道」を指します。

ゴールに行こうと思えば、みんな決められたルートで向かいます。しかし、決められたルート以外に、実は近道、抜け道があるんだよ、ということを本書では指摘します。

正攻法ばかりに目を奪われて、抜け道、ショートカットできる選択肢を見落としていませんか?ということを本書では伝えているわけです。

本書は多くの著名人が推薦しており、最近も5ちゃんねる管理人のひろゆき氏も絶賛していました。

ひろゆきが語る「1%の抜け道に気づく成功者」

たまたま外国人の友人に薦められて原書のほうを読んだんです。その頃はまだ日本語版もなくて、世界18カ国で刊行されるようなヒット作だとは知らなかったんですけど、面白いなあと思って。ほとんどの成功者の話に欠けているものが書かれている本ですよね。

「サードドア」ってどんな本?ただの成功者インタビュー本ではない

本書の著者であるアレックスバナヤンさん自体が、サードドアで成功した人間です。

作家、スピーカー
1992年8月10日、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。

大学1年生の期末試験の前日、アメリカの有名なテレビ番組『プライス・イズ・ライト』に出場して優勝し、賞品の豪華ヨットを獲得。それを売って得た金を元手に、世界で屈指の成功者たちから「自分らしい人生の始め方」を学ぼうと旅に出る。

19歳のとき、シリコンバレー史上最年少のベンチャー投資家として投資会社アルソップ・ルイ・パートナーズに参加。また、アメリカの大手出版社クラウン・ブリッシャーズの80年の歴史の中で、同社と契約した最年少の作家となる。

2012年、『フォーブス』誌が世界で活躍する30歳以下の起業家やアートティストなどに贈る「30歳未満の30人」に選出される。22歳となった2015年には、『ビジネス・インサイダー』誌が選ぶ「30歳未満の最高にパワフルな人物」の一人に選出される。

 

もともと、大学の医学部生でしたが、クイズ番組で優勝して、手に入れた商品を売却して得た現金を元手に、ビルゲイツやレディーガガといった成功者へのインタビューに成功し、本書を出版するわけです。

もちろん、ただの大学生がセレブにインタビューなんて、到底無理な話です。

しかし、試行錯誤をして、何とかセレブに接触して、インタビューにこぎつけるために奮闘するわけです。 (※具体的な内容は本書をご覧下さい。)

出てくるセレブも、ビルゲイツやウォーレンバフェット、レディーガガにスピルバーグなど、錚々たるセレブのインタビューが掲載されています。

しかし、本書はいわゆる成功者のインタビュー本、生存バイアスがゴリゴリの本ではありません。

大事なことは、ただの大学生が、なぜスーパーセレブにインタビューできたのか?

という視点です。サードドアなので、正攻法でなく、工夫とアイデアで見事に突破していきます。実際、本書の目次を見ても刺激的です。

・行列から飛び出せ
・裏道を駆ける
・インサイトマンを探せ
・ぬかるみを歩く
・サードドアを開けて

 

本書は、地道な努力は否定しませんが、凡人が正攻法に固執して見過ごしがちの視点、サードドアの重要性を強調します。

 

「サードドア」を公務員の出世に当てはめてみる

本書に書いてあるサードドアですが、人によっては、ずるい!と怒る人もいるでしょう。コツコツ地道にやるよりも、ショートカットしてしまうというのは、確かに悲しくもなります。

しかし、あくまで過程は過程であり、ゴールするなら、最短距離で行く方がラクです。それに、バカ真面目に王道に行くのは、やはり時間がかかるか、そもそも、ゴールにたどり着けないかもしれません。

サードドアの考え方を公務員の世界に当てはめてみます。

公務員が出世するために、一生懸命仕事をして、残業をするのが「正攻法」ですね。公務員のファーストドア。

しかし、実際は親が公務員の方が、出世する確率は高いのも事実であり、親が部長となれば、将来は課長が約束されたようなものです。公務員のセカンドですね。

では、公務員のサードドアはどこにあるか?例えば以下のようなものです。

 

・組合の役員となり人事課とパイプを持つ。
・幹部がいる役所の部活に入る。
・市長がよく行く居酒屋に出入りする。

 

サードドアとは、つまり、いかにして役所の人事に関わる幹部とコネをもつか、ということです。出世するというのは、つまるところ、人事異動であり、人事はコネがないと、良い役職は来ないのです。

だから、ひたすらファーストドアの「とにかく頑張る」だけでない選択肢があるわけですね。

公務員にとってのサードドアは副業をすること

公務員は頑張っても給与は上がらない、年功序列世界です。だから公務員におけるファーストドアは耐えて耐えて、定年を迎えるというルートです。

でも、多大の時間を使い、退職した頃には出がらしになってしまいます。出がらしになりたくないなら、サードドアをこじ開ける必要があるのです。

具体的には、副業をすることです。

株式投資でも不動産投資でも、まずは行動してみる。元手が無ければ、ブログを始めてみる。ブログであれば、初期投資がほとんどかからないからおすすめです。

大半の公務員は、現状に不満を抱いているくせに、ひたすら耐えています。不満があるなら、サードドアを副業を通じてこじ開ければいいのです。

 

頑張ってるのに成果が出ない人に本書はおすすめ

本書は、単なる人生チート、成功するためのハック集、セレブに成功する秘訣を聞いてみた!系の薄い本ではありません。

具体的に、どこを頑張り、どこにサードドアを見つけたのか?ということを細かく書いています。

神は細部に宿る

本書は頑張ってるのに成果が上がらない、近道は無いのか?という人にこそ、読んでもらいたい本です。

王道や普通の道ではなく、最短距離で成功に辿り着くヒントが満載の本書はオススメです。

 

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これもある意味、定価で本を買うという正攻法に背を向けたサードドアかもしれません、、。

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