ケースワーカーという職業は、激務だし、ストレスの多い職場ですよね。
「ケースワーカー辞めたい・・・」
今回は、ケースワーカーを辞めたいと思う瞬間を4つご紹介します!
ケースワーカーを辞めたいと思った瞬間4つ
ケースワーカーを辞めたいと思った瞬間は、いくつもありますが、代表的な例を挙げると、以下のようになります。
・生活保護受給者から苦情の電話が来たとき
・生活保護受給者の家を訪問したとき
・生活保護受給者から暴行をうけたとき
・家庭訪問をしたら生活保護受給者が亡くなっていたとき
では、個々に説明していきます。
生活保護受給者から苦情の電話が来たとき
福祉事務所の電話は大きい事務所ほど、絶えず電話の音が鳴っています。
そんなノイジーな環境の中、自分が担当している生活保護受給者から苦情・クレームの電話が来たときには地獄です。
電話に出た瞬間に「てめぇ!!」と言われたこともありましたし、ひどい罵詈雑言を浴びせられたこともあります。
もちろん、ケースワーカーに非がある場合もありますが、中には勘違いの場合もあります。
私の経験では、年金改定によって年金受給額が上がったため、保護費が下がったことによる苦情です。
もちろん年金が上がったので、その分保護費は下がるのが当然なのですが、年金が上がっていることを理解せずに、一方的に保護費が下がった事にお怒りモードなわけです。
また、入院が長期化しているため、保護費の基準が下がって、保護費が下がった時も、入院中とは思えないくらい元気に怒られたこともあります(笑)
まあ、いずれにしても、電話で怒鳴られて気持ちいい人はいませんよね。
ケースワーカーは必ず、生活保護受給者の家を訪問しなくてはいけません。
そして、生活保護受給者の室内が汚部屋状態も少なくありません。
ごみが捨てられていないことはもちろん、ゴキブリや虫が湧いていたり、謎の異臭がしたりしていたりします。
また、生活保護受給者は喫煙の人が多いため、衣服にタバコのにおいが染みつく場合もあります。
夏場は、生活保護受給者が数日お風呂に入っていないため、何とも言えない酸っぱい臭いに堪えないといけないときもあります。
家庭訪問は生活状況を知るうえで避けては通れない業務とはいえ、家庭訪問がイヤでケースワーカーを辞めたいと思った人は多いでしょうね。
生活保護受給者から暴行を受けたとき
生活保護受給者の中には、暴言だけでなく、暴力をふるう人も少数ですが存在します。
実際、家庭訪問のときに逆上した生活保護受給者に殴られたというケースワーカーもいますので、怖いところです。
もちろん福祉事務所内で暴行を受けても、周りにケースワーカーの同僚のいますので、何とか助けてくれますが、家庭訪問時に1体1のときは、緊張しますね。
もちろん、危険な生活保護受給者の場合は、2人体制で訪問することが多いので心配はいりませんが、油断大敵ということです。
家庭訪問をしたら生活保護受給者が亡くなっていたとき
生活保護受給者は高齢者の独居老人も多く、介護サービスを利用していないときは、発券までに数日経過している場合もあります。
家族や扶養義務者と交流があれば良いのですが、天涯孤独の老人の場合、結局、第一発見者は唯一交流があるケースワーカーという場合になります。
亡くなっているとは知らず、家庭訪問をしたら風呂場で亡くなっていた・・・なんてこともある話です。
この場合、事故死や病死としても、第一発見者として警察に事情聴取されますので、長時間拘束されます。
それ以上にご遺体を目撃するわけですから、トラウマになるケースワーカーもいます。
人の死が近い職場は、市役所の中でも、ケースワーカーは断トツではないでしょうか。
ケースワーカーを辞めても、公務員は辞めるのは留まって!
ケースワーカーという職種は、非常に特殊であり、公務員の中でも異質の職場と思って良いでしょう。
だからこそ、人事異動の時期まで我慢するか、どうしても無理ならば上司に相談しましょう。
なので、ケースワーカーが嫌だからといって、公務員自体を辞めるのは絶対にやめましょう。絶対に思いとどまって下さい。
もしも、公務員をそれでも辞めるというのならば、準備が必要です。
何も考えや備えなしに辞めるのは、裸で戦場に向かうも同然なのですから
関連記事
公務員という立場は、安定した雇用環境のため恵まれているでしょう。
だからこそ、ケースワーカーとして挫折したからといって辞めるのは、非常にもったいないです。
ケースワーカーとして身に着けた忍耐強さは、必ず別の異動先でも武器になります。
なので、辞めたくなっても思いとどまって公務員を続けましょう。
関連記事
怒られやすい職種ナンバーワンのケースワーカーの中でも、さらに怒られやすいケースワーカーの特徴を解説しています。
一方でケースワーカーの仕事は楽な仕事とも言えます。ハードな職場というイメージが先行していますが、実態は違うような気がします。