久しぶりにブログを書くわけですが、なかなかネタが思いつかず、結局30分間PCの前で悶々としていましたが、今日のテーマは株式投資で重要な「損切り」と「ナンピン買い」についてです。
この「損切り」と「ナンピン買い」というワードは、株式投資をしている人は当然に知っている言葉ですが、案外知らない(調べていない)人が多いので書くことにしました。
「損切り」と「ナンピン買い」を知っておくことで、株式投資で致命的な失敗を回避することができます。
つまり、実践的な言い方をすると、
・損切りは躊躇わずにやれ!
・ナンピン買いは絶対にするな!
という点を守れば、株式投資で致命的な損失はしません。
逆に、損切りをグズグズして、ナンピン買いをすれば、高い確率で大損失を食らいます。
ということで、実際に私の失敗談も紹介しつつ、ナンピン買いに警鐘を鳴らしたいと思います。
損切りとは?ナンピン買いとは?
まず、「損切り」というのは、文字通り、含み損のある株式を売却して損失を確定するということです。
例えば、今後株価が騰がると思って投資した企業が運悪く、次の日株価が下がったとします。
株価が下がったら、おそらく大半の人は、売りません。
「もう少し待てば株価が戻るはず・・・」
そんな淡い期待を持ってホールドします。
次の日、ちょっと値が回復するも、それでも購入価格には達しません。
「もう少し待てば株価が戻るはず・・・」
そしてやっぱりホールドします。
そして運命の日ですが、まさかの大暴落。そこで狼狽した投資家がやってしまうのが、追加投資です。
「下がった今買っておけば、明日値上がりすれば、取り返せる」
そのような藁にも縋る思いで追加投資しちゃうわけです。
このように下がった株に追加投資する行為を「ナンピン買い」というわけです。
【失敗談】ナンピン買いをして20万円以上の失った話
私がナンピン買いを警告する理由は机上の空論ではなく、実体験からです。
というのか、かつて私はとある銘柄に投資をしており、20万円以上の損失を出したのです。
この時に私が行った手法が、前述のナンピン買いです。
「この株価の値下がりは一過性のものだ、いずれ回復する!」
このような楽観的に考えて、果敢にナンピン買いをしたのが地獄の始まり。
結局株価は回復するどころか、ズブズブとか下降を続けたため、思い切って損切りをしました。
その結果、20万円以上の損失・・・・
当時の失敗談は下記の記事をご覧ください。
含み損を抱えて辛抱強く待つという方法もありますが、その手法はあくまでも今後も財務基盤が安定して、今後も伸びしろがある企業のみ。
短期リバウンドを狙った株でナンピン買いをすると、非常に失敗して多額の損失を被ることになるというわけです。
【投資のルール第1条】ナンピン、ダメ、ゼッタイ!
私は株式投資をこれでも通算10年以上し続けて思うのは、投資というのは継続することが大事だと思うんですね。
継続することで、なんとなく相場観のようなものが養われて、必要な情報とデマ情報といった感度が養われると思います。
株式投資はリターンを出してナンボというところがありますが、リターンは投資家がコントロールできるものではありません。
投資家がコントロールできるのは、あくまでリスクだけです。
つまり、利益はコントロールできないけど、損失はコントロールできるわけです。
だからこそ、撤退ラインというものは自分の中で設定しておいて、そのルールの中で投資をすればいいのです。
そんな投資ルールの第一条に、ぜひ「ナンピン、ダメ、ゼッタイ!」と書いておけば大半の損失は回避できるでしょう。
現在のようにコロナウイルスによって、株式市場が流動的になっているときこそ、思い切ってリスクを取りたがる気持ちもわかりますが、「なんとなくナンピン」をして、「間違いなく含み損」というのは、よくあるパターンですぞ。