Tポイントで投資ができることで話題のネオモバ(SBIネオモバイル証券)ですが、結論からいえば、デイトレーダーはネオモバはおすすめできません!
「えっ、ネオモバなら月額定額料金だから手数料を気にせずに株取引できるからいいんじゃないの??」
確かにネオモバには、他の証券口座と違い、月額定額料金制を採用していますので、一見するとトレードが多いデイトレーダーにメリットがあるように思えます。
しかし、デイトレーダーにとって致命的なデメリットがあるのです。
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ネオモバについて知りたい方は下記の記事をご覧ください。
【結論】ネオモバがデイトレーダー向きではない理由
結論をまず申し上げると、1日あたり150万円以上約定するとSBI証券よりネオモバの方が手数料が割高になってしまうのです。
どういうことかというと、まずネオモバの手数料をご覧ください。
ネオモバの場合、月間の約定代金合計額によって、月額利用料が決まります。
つまり、月額約定代金が多ければ多いほど、比例して手数料が増えるわけですね。
しかし、ネオモバに口座を持てばもれなく期間固定Tポイント200円分がもらえます。
よって、約定代金が50万円までは216円の手数料がかかりますが、Tポイント200円分がもらえるので、実質16円の手数料負担で済むというわけです。
ただし、月に1000万円以上約定すると、100万円ごとに1,080円手数料が上乗せされます。(ここ重要)
次にSBI証券の手数料をご覧ください。
ネオモバは月単位でしたが、SBI証券は1日単位で手数料が決まります。
SBI証券の場合は、約定代金が100万円増加ごとに432円手数料が上乗せされます。
1日で約定代金150万円以上取引をする人はネオモバは手数料が割高になる
では、ネオモバとSBI証券の手数料をおさえたところで、手数料をシミュレーションしてみます。(※1カ月16日で計算)
1日の約定代金が140万円までの場合は、
SBI証券・・20,064円
ネオモバ・・・18,360円
よって、ネオモバの方が1,704円お得ということになります。
なので、デイトレーダーでも、1日140万円以内の取引の場合はネオモバの方がお得ということになります。
約定代金 | SBI証券(円) | ネオモバ(円) |
140万円 | 1,254 | 18,360円 |
140万円 | 1,254 | |
140万円 | 1,254 | |
140万円 | 1,254 | |
140万円 | 1,254 | |
140万円 | 1,254 | |
140万円 | 1,254 | |
140万円 | 1,254 | |
140万円 | 1,254 | |
140万円 | 1,254 | |
140万円 | 1,254 | |
140万円 | 1,254 | |
140万円 | 1,254 | |
140万円 | 1,254 | |
140万円 | 1,254 | |
140万円 | 1,254 | |
2,240万円 | 20,064円 |
一方で、1日の約定代金が150万円以上であれば、
SBI証券・・20,064円
ネオモバ・・・20,520円
よって、SBI証券の方が456円お得ということになります。
約定代金 | SBI証券(円) | ネオモバ(円) |
150万円 | 1254 | 20,520円 |
150万円 | 1254 | |
150万円 | 1254 | |
150万円 | 1254 | |
150万円 | 1254 | |
150万円 | 1254 | |
150万円 | 1254 | |
150万円 | 1254 | |
150万円 | 1254 | |
150万円 | 1254 | |
150万円 | 1254 | |
150万円 | 1254 | |
150万円 | 1254 | |
150万円 | 1254 | |
150万円 | 1254 | |
150万円 | 1254 | |
2400万円 | 20,064円 |
つまり、ネオモバとSBI証券の損益分岐点は、1日約定代金が150万円ということになります。
デイトレーダーであれば、1日150万円以上取引する人もザラにいるので、その点ではネオモバはデイトレーダー向きとはいえません。
スイングトレーダーはネオモバの方が向いているかも
何度も取引を繰り返すと当然ながら、約定代金も増えますので、デイトレーダーはネオモバは向いていないといえます。
一方で、デイトレーダーに比べて、取引回数や約定代金も少ないスイングトレーダーであれば、ネオモバの方が手数料を節約できる余地はあります。
ネオモバは月額手数料なので、約定代金ごとに手数料がかかるSBI証券に比べて手数料を抑えることができるでしょう。
【まとめ】株のリターンよりも手数料の節約を意識しよう
株式投資というと、株のリターンばかりに注目しがちですが、株価が上がるかどうかはコントロールできない問題です。
株の利益とは、結局のところ
株の売却益-株の手数料=株の利益
確実に利益を増やそうと思えば、株の手数料を節約するという意識を持つことが重要になります。
ネオモバの場合は、1日あたり150万円以内の取引であれば、SBI証券に比べて手数料を安く抑えることができますね。
しかも、毎月200ポイント分のTポイントももれなくもらえます。
シビアに手数料を節約仕様と考えるならば、ネオモバに口座を開設することは合理的といえますね。