2025年大阪万博で注目される関西電力の高配当と不動産ビジネス

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まずは、2025年の大阪万博開催地決定おめでとうございます!

 

2025年 大阪万博が決定、55年ぶり

【パリ=奥山美希、中川竹美】2025年国際博覧会(万博)を日本(大阪)で開くことが23日(日本時間24日未明)、パリで開かれた博覧会国際事務局(BIE)総会で決まった。大阪府・市などは年内にも実行委員会を立ち上げ、開催に向けた準備を本格化。会場建設費約1250億円のうち、3分の1を負担する経済界の資金調達が当面の課題となる。

 

まさか、東京オリンピックに続いて、万博まで招致できたことは日本人としては喜ばしい限りだと思います。

 

大阪万博が開催されるまでの2025年、残り7年ということで急ピッチで大規模開発が始まることは予想されますので、関連して関西関連の株式も上がることでしょう。

 

大阪万博の経済効果は2兆円とも言われておりますので、早いうちに大阪万博バブルの波に乗りたいところですよね。

 

実は私、この万博決定の前に投資をしていた株がありました。その銘柄こそ、本日紹介する関西経済の雄「関西電力」です。

 

本日は、大阪万博招致で湧く関西経済の中心的企業である関西電力の魅力について書きたいと思います。

 

 

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関西電力の基礎情報

 

関西電力は、関西に住んでいる人ならば身近な電力会社であり、東京電力につぐ国内第2位の電力会社です。

 

直近の営業成績(平成29年度)を見てみます。

営業収益3兆1,336億円
経常利益2171億円
当期純利益1525億円
ROE10.94
予想配当利回2.83%

 

 

営業収益が3兆円を超えているものの、国内最大の東京電力が6兆円程度ですから、まだまだ差がありますね。

 

とはいえ、東京電力が福島の原発事故以後、巨額の賠償金を抱えて身動きが取れない状況では、事実上の国内ナンバーワンの電力会社といってよいでしょう。

 

実際、東京電力が配当金はゼロですので、保有するならば配当利回り2.8%超の関西電力に投資妙味があるといえますね。

 

関西電力は他の電力会社と同じく、原子力発電所を美浜、高浜、大飯の3か所の保有しているものの、火力発電が70%以上ということもあり、原発依存の電力会社ではないようです。

 

 

とはいえ、原発は関西電力にとって重要な経営資源であることは変わりありませんが、最近大飯原発の1号と2号を31年かけて廃炉されることとなりました。

 

関西電力に投資する場合は、これら原発の動向についても注視する必要がありますね。

 

また、タイトルにあるように関西電力のトップは、関西財界を代表する関西経済連合会の会長になることが多く、事実上の関西財界のボス企業といえます。

 

電力だけじゃない関西電力のビジネスモデル

 

関西電力というと、電力だけというお思いの人もいるかもしれませんが、現在非電力分野のビジネスモデルも開拓しています。

 

特に子会社の「ケイ・オプティコム」は、インターネットサービスの「eo光」や携帯電話サービスの「mineo」を展開しており、今後の成長の柱になる可能性があります。

 

 

また、関西電力は豊富な優良不動産を所有しており、関電不動産開発という子会社を通じて、マンション開発も行っています。

 

 

この不動産開発が、2025年の大阪万博に向けてさらに大きく利益に貢献する可能性があることから、まだまだ関西電力の株価には伸びる余地があるといえます。

 

直近では、2020年に大阪梅田・曽根崎に253室のホテルを開業する予定です。

 

今後、大阪万博をきっかけに統合型リゾートの議論が本格化することでしょう。つまり、大量の電力、土地が動く可能性が高くなるということです。伸びしろに期待ですね。

 

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関西電力の最近の株価は?

 

 

関西電力の株価はリーマンショック前は3,500円を超えていたものの、アベノミクスが始まるまでは、右肩下がりでした。

 

しかし、ここ最近はじわじわ株価が上がりはじめて、2,000円台に向けて上がり始めました。

 

やはり電力会社ということもあって、株価のアップダウンが少ないこともあり、安定して株式投資をしたい人向けのディフェンシブ銘柄といえますね。

 

株式投資においては、短期的なアビトラージも大事なのですが、安定した配当金を得ながらも、じわじわ株価が上がる銘柄というのは、本当に美しいものですよね。

 

 

繰り返しになりますが、大阪万博2025において、今後関西電力はより一層注目されることでしょう。電力供給から不動産開発まで幅広く手掛ける関西電力は要チェックでしょう。

 

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