知事を目指すなら総務官僚になるのが近道?47都道府県知事の前職(出身省庁)を調べてみた

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将来は知事になって、地方自治体を改革したいな!!

世の中には知事になるという野心的な人が一定数存在します。知事になるには、もちろん選挙に投票しなくてはいけません。

しかし、そういう当たり前のことではなく、知事になりやすいキャリア、知事になるための最短ルートがあるとしたら、興味ないですか?

地方の選挙では、圧倒的に組織票が有利になるため、知事になるための「キャリアパス」がある程度決まっていることが、今回の調査で明らかになりました。

 

本記事のテーマ

・知事になるためには官僚を目指すのが最短ルート
・特に総務官僚を目指すのが最短ルートである理由

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【2019年現在】都道府県知事の前職をリスト化

2019年現在における都道府県知事の前職を調べてみました。リストは以下のとおりです。

 

【2019年8月現在】

都道府県氏名前職
北海道知事鈴木 直道東京都職員
青森県知事三村 申吾衆議院議員
岩手県知事達増 拓也外務省
宮城県知事村井 嘉浩防衛省
秋田県知事佐竹 敬久秋田県庁
山形県知事吉村 美栄子リクルート社員
福島県知事内堀 雅雄総務省
茨城県知事大井川 和彦経産省
栃木県知事福田 富一県議会議員
群馬県知事山本 一太参議院議員
埼玉県知事上田 清司衆議院議員
千葉県知事森田 健作衆議院議員
東京都知事小池 百合子衆議院議員
神奈川県知事黒岩 祐治フジテレビ社員
新潟県知事花角 英世国交省
富山県知事石井 隆一総務省
石川県知事谷本 正憲総務省
福井県知事杉本 達治総務省
山梨県知事長崎 幸太郎財務省
長野県知事阿部 守一総務省
岐阜県知事古田 肇経産省
静岡県知事川勝 平太大学教授
愛知県知事大村 秀章農水省→衆議院議員
三重県知事鈴木 英敬経産省
滋賀県知事三日月 大造衆議院議員
京都府知事西脇 隆俊国交省
大阪府知事吉村 洋文衆議院議員
兵庫県知事井戸 敏三総務省
奈良県知事荒井 正吾国交省→参議院議員
和歌山県知事仁坂 吉伸経産省
鳥取県知事平井 伸治総務省
島根県知事丸山 達也総務省
岡山県知事伊原木 隆太天満屋代表取締役
広島県知事湯﨑 英彦経産省
山口県知事村岡 嗣政総務省
徳島県知事飯泉 嘉門総務省
香川県知事浜田 恵造財務省
愛媛県知事中村 時広松山市長
高知県知事尾﨑 正直財務省
福岡県知事小川 洋経産省
佐賀県知事山口 祥義総務省
長崎県知事中村 法道長崎県庁
熊本県知事蒲島 郁夫大学教授
大分県知事広瀬 勝貞経産省
宮崎県知事河野 俊嗣宮崎県副知事
鹿児島県知事三反園 訓テレビ朝日社員
沖縄県知事玉城 デニー衆議院議員

 

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47都道府県の知事を一覧に並べてみると、以下のことが明らかになりました。

・官僚:27名(国会議員転出者の2名も含む)
・国会議員:10名(官僚出身者2名含む)
・地方公務員(特別職含む):5名
・その他(民間出身、大学教授):5名
都道府県知事47名のうち27名、つまり57%は官僚出身者ということになります。
次に多かったのが、元衆議院議員や元参議院議員といった国会議員出身者です。この中には、愛知県の大村知事や奈良県の荒井知事といった元官僚も含まれます。
そして、少数ですが、元知事や元市長といった特別職も含めて地方公務員出身者が知事になるパターンがありますが、全体的には少数派です。
同様に、テレビ局の社員(フジテレビ・テレビ朝日)の社員、リクルートの社員などの民間出身者の知事が少数ですが存在します。

最も知事になりやすい省庁は、ダントツで総務省

知事の57%以上が官僚出身ということがわかりましたが、その官僚出身者を省庁別に分析しました。
・総務省:11名(41%)
・経産省:7名(26%)
・財務省:3名(11%)
・国交省:3名(11%)
・外務省:1名(4%)
・農水省:1名(4%)
・外務省:1名(4%)
官僚出身知事の実に41%が総務省(旧自治省)に集中していることがわかります。やはり、旧自治省ということで、地方自治体に出向することもあり、密接に関係していることが要因でしょう。
また、次に多いが経済産業省(通産省)出身の官僚です。やはり、昔から通産官僚はアイデアマンや行動的な人が多いイメージなので、知事になりたいという野心的な人が多いのかもしれません。
そのあとに、財務省と国交省が続きます。財務省は言わずと知れた省庁の中では別格の存在です。何しろ予算調整を司っているので、権限は省庁の中ではトップクラスでしょう。
また、国交省は大規模なインフラ事業で地方経済に大きく関わっていることから、国交省の知事が生まれるのも納得です。
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なぜ総務官僚が知事になりやすいのか?

現在の知事の前職リストから、総務官僚出身の知事が最も多いことがわかりました。では、なぜ総務官僚出身の知事が多いのでしょうか?
その理由は、以下の通りです。
・地方自治を所管する事務があるため(旧自治省の事務)
・地方自治体に部長や副市長、副知事として出向する機会があるため
・地方自治体の活性化に関心がある人が総務省に入省するため

 

総務省は現在、電波行政から統計、選挙事務など幅広い事務を所管していますが、最も重要な業務が地方自治を所管する業務です。

実際に地方自治体のルールやガイドライン、地方公務員制度などは総務省が総括しているため、地方自治体にとって、総務省は最も関わりが深い省庁といえます。

そんな総務省のキャリアである総務官僚は、そもそも地方自治に関心があることから、都道府県知事になることも不思議なことではありません。

それに、総務官僚は、地方に出向することもあるため、地方自治体の現状を経験することで、国ではなく地方の現場で課題解決をしたいという動機付けにつながる可能性も高いです。

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知事を目指すならば総務官僚になるのが最短ルート!

今回は、現状における都道府県の知事の前職について調べてみました。調査の結果、総務官僚が最も知事になりやすいことがわかりました。
これから知事を志す学生などは、国家公務員、それも総務官僚を目指すのが最短ルートかもしれません。
総務官僚となるのは、確かに狭き門ですが、知事になるためには選挙という国家公務員試験とはくらべものにならない超狭き門を突破する必要があります。
知事を目指す度胸があるならば、総務官僚を通過点と考えるぐらいの気持ちを持たなければなりませんね。
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やはり、知事になるのは総務官僚を目指すのが最短ルートなのかもしれません。
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