地方公務員になりたいと思う大学生や就職浪人生が多いと思います。将来も安泰で手堅いのも魅力でしょう。
私の経験からわかる範囲で、書きたいと思います。ちなみに以下は地方都市の地方公務員の実態にあわせて書いてます。
なので、県庁、国家公務員、その他、法務局や出先機関はわかりませんので悪しからずお願いします。
真実その1 公務員は安月給
公務員が安月給の事実は有名ですよね。しかも、給与は人事院勧告がコントロールされているので、景気と連動しません。
なので、公務員は豊かとか、公務員は余裕があるのは、あくまで相対的なものです。
公務員が良いな、って言われるのは地方経済の厳しい実態を表しているのです。
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真実その2 公務員は信用力がある
信用力というのは、マイホームを買う時に実感します。基本は頭金が必要ですが、フルローンでいけます。
また、住宅ローンだけでなく、場所によっては自由に使えるカードローンも公務員専用の優遇金利を用意しているところもあります。
なので、給与が低くても、お金は比較的低利で引っ張ってこれるのは公務員ならではと言えます。
また、地方公務員は県単位で共済組合を作っており、そこでも低利でお金を融資してくれます。年利3%以下で目的自由なローンは民間ではありえませんよね。
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真実その3 公務員は定時で帰れない
公務員は9時5時というのは、嘘です。あくまで一部の部署はあるかもしれませんが、おそらく市単位は無いでしょう。
特に生活保護のケースワーカーや税徴吏員は残業が深刻な問題となっています。
真実その4 公務員はサービス残業がある
先ほどに関連すると、公務員のサビ残はあります。ちなみに、原則残業未払いは許されません、が、実態はあります。
課ごとに人件費の予算は決まっており、人件費が不足すれば、流用や補正を組むんですが、まあ、これが面倒。
しかも、財政事情も逼迫しているので、財政課も快く予算はつけてくれません。
そこで、課の予算を管理する課長さんは、部下に頭を下げてお願いするわけです。
真実その5 公務員は出世が遅い
役所のランクは、市長をトップに、副市長、会計管理者、部長、副部長、課長、係長、ヒラという序列があります。
50代で一応のヒラの最高位である課長になれるわけではありません。なので、定年まで係長も結構います。
しかも、課長になれるのが早くて40代というのも地方公務員ならではです。やはり、現場では年功序列がまだまだ残っているからです。
真実その6 公務員は役所内で結婚する
市役所の男性はやはり公務員だけあって真面目な分、内気で、出会いも無いのです。なので、手っ取り早いのは、同じ役所の同期、同じ部署、組合の知り合い、役所内サークルなとです。
その次に多いのが、大学のときから交際していたというものですかね。そして、なんだかんだで、最大派閥は臨時職員との結婚です。
市役所の臨時は試験もしてますが、実際は課長の顔面接だったしますので、綺麗な子が多いです。
それに公務員の臨時として来ているので常識は持っているので、安全性は担保されているわけです。
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真実その7 公務員は地元と距離を置く
公務員は仕事上で地域とよく絡むので、プライベートではあえて距離を置くことになります。
特に自分の担当である生活保護受給者や、最近資産税を取り立てた場所には近づきませんね。
とはいえ、地域が好きで入った人も多いので、一概には言えません。
真実その8 公務員は専用の高利率の貯蓄制度がある
これは当ブログで何度か紹介しましたが、公務員には、公務員しか利用できない高利率の共済組合貯金制度があり、1%を上回る利率が約束されています。
この詳しい紹介は当ブログの他記事で詳しく説明していますので、ご覧下さい。
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真実その9 公務員は良い人が多い
やはり民間と違ってノルマが無く、守られている雇用なのか、温厚な人が多いです。
それに、民間採用の人も、民間時代に厳しい経験をしていても、戸惑いながらも、2.3年で温和な公務員になります。
職場の雰囲気は良いと思いますよ。真面目だし、公務員だけあるなぁとおもいます。
真実その10 公務員は、自分の子供も公務員にする
割といますよ、二世公務員、やはり、公務員はプライベートも公務員とつるむし、家や場所も公務員タウンのように団地に住みます。
奥さん公務員、子供公務員、このようにして、地方は格差が固定していくのかな、と思います。
地方に住みたい、それならば、公務員一択!これが地方の厳しい真実なのです。
なので、公務員受験者の方へ、司法書士、行政書士、宅建いろいろ資格ありますけど、大丈夫。公務員なら間違いなく食いぱっぐれません。