公務員というのは一般的に民間経験がないので、経営感覚、ビジネスマインドに欠けている人々だといわれています。
確かにそうですね。給与はすべて税金、営業ノルマもない。安定した身分に甘んじて、のほほんと過ごしている公務員は山のようにいます。
業績悪化によって給与カットされたという経験を持つ公務員も、財政が悪化した自治体職員を除いてそんなにはいないでしょう。
経済的にはガチガチに安定した公務員ではありますが、いかんせん、給与が低いですね。薄給です。
地域の信用ブランドもある、一応安定した給与も見込める。
ならば、さらに収入を増やす、貯金を積み立てる。そんな資産運用のスキルを持つことができたら、まさに最強の人生が約束されるでしょう。
今回はそんなに資産運用スキルについて述べたいと思います。
公務員の収入は成果ではなく、「年齢」と「残業時間」で決まる
若手公務員にも優秀な人が多いです。
役所の税収増、知名度増に貢献している人。逆にコストカットに貢献している人もいます。また、市民サービスの向上にも尽力している人もいます。
しかし、どのような成果をあげたとしても、基本給は上がりません。公務員の給与を決めるのは「年齢」と「残業時間」です。
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ざっくりまとめると、20代公務員は、年収300万円、30代公務員は、年収400万円、40代公務員は、年収600万円 50代公務員は、年収700万円といったところでしょうか。
自治体によって、誤差があると思いますが、だいたいそんなところでしょう。
つまり、優秀な20代公務員よりも、仕事ができない50代公務員の方が基本給は高いということです。
実力、成果、能力は収入は反映されません。
公務員は資格取得しても収入UPとはならない
収入を増やしたいと考えたときに、ほとんどの方はスキルの向上を図るところですよね。具体的にいえば、資格取得を目指すというものです。
弁護士や税理士の資格を取得して、良い待遇の職場へ転職する、あるいは独立開業して青天井の収入を目指すという進路です。
しかし、当然ながら資格取得も非常に労を要するものであり、試験に合格しても、必ずしも収入増に結びつく保障はありません。
資格があるからといっても、収入保障というわけではありませんし、転職としても実際に採用されなければ意味がないわけですし、独立開業でも実際に集客できないと収入アップの目的は実現されません。
公務員業界の人的資本論は年功序列
人的資本は公務員のような年功序列の世界では、年を取ることで実力は関係なく自動的に上がっていくモノですので、人的資本も結果的に上がっていると考えられます。
しかし、人的資本が高めるのは、年齢とスキルの要素によるところが多く、残念ながら公務員の世界ではスキルをそんなに重要視しておらず、たとえスキルがあっても手当が出たり優遇されたりしません。
なので、公務員である限り、資格を複数とっても収入アップにはつながりません。なので、公務員の立場のままであれば、副業もしくは残業しか収入アップの方法はないわけです。
このように公務員の世界はスキルアップのような努力が収入に反映されない特殊な人的資本論で動いているのです。
結局、残業が簡単な収入アップ方法?
体力が有り余っている公務員が収入を増やそうと思えば、残業をするしかありません。
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主査級職員であれば、時間単価は2000円を超えているので、仮に2000円として、それを平日2時間、土日で合わせて8時間するとします。すると、月の残業代は70時間を超えます。
ちなみに月の残業が60時間超えると、時給が少し加算されるのですが、それを除外しても、70時間×2000円=14万円稼げます。
残業を毎月コツコツやれば、手取りは簡単に増えます。
とはいえ、そんなものは時間の切り売りにすぎません。それに時間外手当を狙って、だらだら業務をすることは決して褒められたことではありません。
工夫をしようが、努力をしようが収入に反映されないのは辛い話ですよね。
公務員、それも若手公務員ほど、非常にフラストレーションがたまった状態の人生を送る運命なのでしょうか。
最強のブランドである公務員であるが・・・
収入では恵まれない公務員ではありますが、そのブランド力、社会的信用力は強いです。地方公務員であれば、最強といっても差し支えないでしょう。
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行政改革やら、公務員の不祥事やらで公務員を取り巻く環境が厳しくなり、そのブランドが地に堕ちたなんていう報道がありますが、それでも世の親たちは自分の子供は公務員にしたいと思っているところをみると、本音ではやっぱり公務員なのですよね。
公務員となれば、将来も安定し、社会的にも信用があるところから、憧れるにもわかります。
そのほか、住宅ローンを組むときもほぼノー審査でお金を借りることができます。
これも公務員ブランドだから許されることです。
しかし、繰り返しになりますが、そのブランドに見合うほどの給与はもらえていないのが実際のところですね。
では、収入をどのように増やすか、それが一番の課題です。
確かに公務員同士で結婚して、いわゆる給与の「二馬力」となれば、かなり経済的には強固なものとなります。
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しかし、すべての公務員が公務員同士で結婚できるわけではありません。
社会的信用力に見合った経済力を身につけるために必須のスキルが、資産運用のスキルです。
資産運用のスキルを身に着ければ、2馬力どころか、3馬力、100馬力にも増やすことができるのです。
資産運用とは資本主義の仕組みを知ること
いきなりデカいタイトルですが、資本主義の仕組みとは単純です。
つまり、資本主義の本質は、「カネがカネを生み出す仕組み」です。利息が利息を生み、倍々ゲームで資産が増えていく過程こそ、資本主義です。
資産を動かし、その資産が生み出す収益をさらに増やすスキルである資産運用は、現代の錬金術です。
資産運用のスキルを身につけている公務員は、そう多くはありません。
資産を増やす、大きくする手法は限られています。
資産運用の4分類(1)現金:日本円、ドル等(2)株式:個別株、投資信託等(3)不動産:土地、建物等(4)コンテンツ:ブログ、書籍等
現代の資産は、現金、不動産、株式以外にも、ブログや書籍、知的財産権にも及びます。
その資産を確実に作り、育てていくという発想と行動が重要になります。
資産運用とは、資産を動かす、だけでなく資産を生み出すということも意味します。
広い意味で副業を行うことも、自分のスキルを動かすという意味で資産運用なのです。資産運用は、誰でもできます。
でも、簡単にできるからこそ、みんなしないんですね。面倒くさいから。
しかし、未来を先送りして、得られたであろう利益を逃すなんてもったいないと思いませんか。このブログでは、副業をテーマにしていますが、その目指す先は経済的にも独立した自由な公務員となることです。
私自身も、少しずつではありますが、確実に近づいている実感はあります。今後も役立つ情報を紹介していきたいと思います。
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