公務員は、お金に関する知識がないために、ちょっとお金の知識をかじった人ならば、絶対に加入しない、買わないような投資商品、金融商品に平気で加入してたりします。
確かに公務員という身分がある以上は、老後の心配もそんなにしなくてもよいかもしれません。
しかし、それを差し引いても、ダメダメな貯金方法を実践しているとしたら、それはやめた方が賢明です。
あえて、銀行や金融会社のカモになる必要はないのではないでしょうか。
本ブログは、おすすめの投資方法、投資案件、節約情報などを紹介してきましたが、今回は趣向をかえて、あえて、おすすめしない、NGなダメダメな貯金方法を紹介したいと思います。
定期預金
キングオブやってはいけない貯金方法です。
日本銀行のマイナス金利の影響をモロに受けて、ドン引きするぐらい低金利です。
メガバンクの場合は、みずほ銀行では、定期預金で0.002%、
比較的高利率といわれているネット銀行の場合では、最も高いイオン銀行でも0.01%です。
1%以上もないというのに、一定期間引き落とすことができないというのは、金融商品としては本当におすすめできません。
20代、30代で定期預金なんてしている人はほとんどいないと思いますが、定期預金は老後の備えとしても良くないですし、解約した方がいいですよ。
日本国債
国債は、文字通り日本の債券であり、地方債に頼り切っている地方自治体職員には、なじみ深いのですが、高齢者を中心に人気の貯蓄性商品です。
国債は、固定金利タイプと変動金利タイプの2種類があるわけですが、これまた、マイナス金利の影響をうけて、固定タイプが0.05%、変動タイプが0.09%と低い利率です。先ほどの定期預金に毛が生えた程度ですね。
定期預金と国債は、日本人が大好きな投資商品ですが、いずれもおすすめしません。満期を迎えたら、更新はやめましょう。
一方で、地方債は国債に比べて利率は良いのですが、購入できるタイミングが限られているのが弱点です。
財形貯蓄
財形貯蓄は、はっきり言って名前負けしている貯蓄性商品と思います。
財形貯蓄は、使途自由の一般財形、マイホームの購入に使える財形住宅、老後で使える財形年金の3種類に分類できます。
財形貯蓄の特徴としては、給与天引きであるので、ほったらかしていてもお金が貯まるという仕組みがあることです。これは地味にメリットだと思います。
一方、気になる金利ですが、財形住宅と財形年金では貯蓄で生じる利息が、元金550万円までは、非課税という点です。一方で一般財形は課税ありです。
とはいえ、そもそも利率が銀行預貯金程度なので、別に非課税といってもカスみたいなのものです。
では、財形貯蓄の最大のメリットは何かといえば、50万円以上貯蓄がある財形住宅については、その貯蓄を担保に、貯蓄額の10倍まで借りることができる「財形住宅融資制度」があることです。(借入額の上限は4,000万円)
5年固定金利で、低金利で住宅ローンを組めるというメリットがあるのですが、別途団体信用生命(団信)に加入しなくてはいけません。
住宅ローン元本残高100万円につき、月額230円の負担が発生するので、4000万円借りた場合は、月12,000円の支払いが発生します。
ちなみに、通常の銀行住宅ローンであれば、団信保険料が無料ということも多く、冒頭にも書いたようにマイナス金利の影響で、そもそも住宅ローンは軒並み低金利となっているので、かつてほど財形住宅融資制度の魅力は衰えているのが、正直なところです。
ということで、財形貯蓄は、マイホームを購入している人が住宅財形を利用するとしたら、検討しても良いのではないでしょうか。(公務員自体が住宅ローンを組むこと自体が、私は否定的ですが・・)
なお、財形貯金に回すお金があるならば、公務員なら共済貯金に投資をする方が、断然お得です。
定期預金、日本国債、財形貯蓄・・・安定性を売りにしていますが、低金利で全くもっておすすめできません。NG貯金方法の共通点は、すべて低利率という点です。
それに加えて、流動性が低いという点です。そんなものに投資する時点で、経済的にはNGです。
貯蓄をしたいならば、公務員限定の共済貯金や、高配当低位株に投資した方が何倍も多く殖やすことができますね。
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