公務員が目指すべき資格は行政書士が最適である理由

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いずれ独立したいと考えている公務員は一定数います。

その理由としては、公務員のようなルーティンワークではなく、自分で考えて、行動して、それなりの待遇・収入を得たいという考えから独立を考えるようです。

確かに、複数の部署を3.4年で移動するので専門性がなかなか身につかず、どうしても浅学菲才のようになってしまう節はあるのかもしれません。

では、何も資格も肩書もなしに独立するのは、リスキーだと考えるでしょうから、今回は独立するときに役立つ資格として行政書士を紹介します。


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行政書士の業務とは

行政書士はその名前のとおり、行政事務全般を扱うので、まさに役所の仕事と重複するところもあると思います。まさにオールラウンダー的な役割が求められるわけですが、実際に日本行政書士連合会のHPには以下のように説明されています。

行政書士は官公署(各省庁、都道府県庁、市・区役所、町・村役場、警察署等)に提出する書類の作成、同内容の相談やこれらを官公署に提出する手続について代理することを業としています。その書類のほとんどは許可認可(許認可)等に関するもので、その数は1万種類を超えるとも言われます。

 

※他の法律において制限されているものについては、業務を行うことはできません。
 行政書士は、「権利義務に関する書類」について、その作成(「代理人」としての作成を含む)及び相談を業としています。
「権利義務に関する書類」とは、権利の発生、存続、変更、消滅の効果を生じさせることを目的とする意思表示を内容とする書類をいいます。
「権利義務に関する書類」のうち、主なものとしては、遺産分割協議書各種契約書(贈与、売買、交換、消費貸借、使用貸借、賃貸借、雇傭、請負、委任、寄託、組合、終身定期金、和解)、念書、示談書、協議書、内容証明、告訴状、告発状、嘆願書、請願書、陳情書、上申書、始末書、定款等があります。

 

私が理解するに、行政書士の仕事は以下のようなものになるということだと思います。

(1)官公庁に提出書類代行(許認可関係)

(2)権利義務に関する書類代行

この2つが大きいもので、主に私たちが考える行政書士が提出書類というのは、(1)の官公庁に提出書類関連でしょう。

では、どんな書類をどんな官公庁に提出するのでしょうか?

 

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官公庁に提出する書類とは

いろいろありすぎて書けないので、書ける範囲で書いていきたいと思います。

(1)道路占有許可申請
(2)自動車名義変更・歯医者申請
(3)営業許可申請(飲食店・旅行業などなど)
(4)建設業許可申請
(5)宅建業許可申請
(6)農地転用

もうたくさんありすぎて、守備範囲が広いのが行政書士の特徴です。

公務員の仕事は行政書士の仕事と似ている

公務員の仕事を一言でいうのはできません。範囲があまりにも広すぎて網羅できないからです。それは一万を超えると呼ばれる行政書士の仕事と同じかもしれません。

しかし、法律を扱い、市民に最も近く、煩わしい業務を役場の窓口に日参して行うのは、まさに役所の書類書きの仕事と同じといえるでしょう。

行政書士の資格取得は、公務員だからこそ有利、というわけではありませんが、法律の深い知識を得る、将来の独立を踏まえるうえでは、行政書士の資格取得は、公務員にとってはその親和性等を考慮すると有意義なことです。

何でも屋である公務員が独立するならば、やはり何でも屋である行政書士が同じ延長線上に業務ができるので、最適だといえます。