割戻率が高いのは?全労済・県民共済・自治労共済を比較しました

スポンサーリンク

共済は余剰金が発生した場合、保険料の一部がキャッシュバックされる割戻金というものがあります。(保険会社でいうところの配当金と同じです)その割戻金ですが、各共済組合ごとに異なります。

 

共済は安い掛金ですが、やはりキャッシュバックされるとうれしいものです。確かに割戻金や割戻率で単純に、共済の有利不利は比較できないのですが、共済選びの参考材料として比較しました。

 

本日紹介するのは、「全労済」「県民共済」そして公務員ならお馴染みの「自治労共済」の割戻率について紹介します。

スポンサーリンク

全労済の割戻率

全労済は労働者を対象とした全国的な共済グループであり、最もポピュラーや共済と言えるでしょう。様々な共済のタイプがありますが、ホームページで公開されていたので、そこから引用します。

割戻金掛金割戻率
総合タイプ300円/月1,800円/月約16.6%
総合2倍タイプ600円/月3,600円/月約16.6%
大型タイプ900円/月5,400円/月約16.6%
総合プラス150円/月900円/月約16.6%
生きる安心タイプ420円/月2,500円/月約16.8%
生きる安心Hタイプ210円/月1,250円/月約16.8%
生きる安心Wタイプ840円/月5,000円/月約16.8%
医療タイプ320円/月1,600円/月約20.0%
医療プラス160円/月800円/月約20.0%
医療安心タイプ500円/月2,300円/月約21.7%
医療安心Hタイプ250円/月1,150円/月約21.7%
総合60歳移行タイプ別ウィンドウで開く250円/月1,800円/月約13.8%
総合2倍60歳移行タイプ別ウィンドウで開く500円/月3,600円/月約13.8%
大型60歳移行タイプ別ウィンドウで開く750円/月5,400円/月約13.8%
大型65歳移行タイプ別ウィンドウで開く720円/月5,400円/月約13.3%
生きる安心60歳移行タイプ別ウィンドウで開く350円/月2,500円/月約14.0%
生きる安心65歳移行タイプ別ウィンドウで開く340円/月2,500円/月約13.6%
生きる安心W60歳移行タイプ別ウィンドウで開く700円/月5,000円/月約14.0%
生きる安心W65歳移行タイプ別ウィンドウで開く680円/月5,000円/月約13.6%
医療60歳移行タイプ別ウィンドウで開く260円/月1,600円/月約16.2%
医療安心60歳移行タイプ別ウィンドウで開く380円/月2,300円/月約16.5%
医療安心65歳移行タイプ別ウィンドウで開く380円/月2,300円/月約16.5%
総合65歳移行タイプ別ウィンドウで開く240円/月1,800円/月約13.3%
総合2倍65歳移行タイプ別ウィンドウで開く480円/月3,600円/月約13.3%
医療65歳移行タイプ別ウィンドウで開く260円/月1,600円/月約16.2%
総合70歳移行タイプ別ウィンドウで開く90円/月1,800円/月約5.0%
総合2倍70歳移行タイプ別ウィンドウで開く180円/月3,600円/月約5.0%
キッズタイプ140円/月900円/月約15.5 %
キッズワイドタイプ250円/月1,600円/月約15.6%
シニア総合タイプ220円/月2,000円/月約11.0%
シニア医療タイプ220円/月2,000円/月約11.0%
シニア総合移行タイプ220円/月2,000円/月約11.0%
シニア傷害タイプ100円/月2,000円/月約5.0%
シニア傷害安心タイプ90円/月2,000円/月約4.5%
シニア傷害ベースタイプ90円/月1,800円/月約5.0%
シニア傷害安心Hタイプ50円/月1,200円/月約4.1%
シニア傷害ベースHタイプ50円/月1,000円/月約5.0%
傷害安心Wタイプ100円/月2,000円/月約5.0%
傷害Wタイプ100円/月1,800円/月約5.5%
傷害安心タイプ60円/月1,200円/月約5.0%
傷害タイプ60円/月1,000円/月約6.0%
傷害プラス50円/月900円約5.5%

参照:割り戻し金一覧 | 共済・保障のことなら全労済

 

割戻率ですが、高くて20%、標準的な共済で16%です。これがスタンダードな共済といってよいでしょう。掛金が安いのですが、保障はしっかりしています。

 

県民共済の割戻率

県民共済は、各都道府県単位で実施されてる共済なのですが、1部の県は行っていません。県民共済は年間払込掛金から算出されます。県民共済が存在しない県は、以下の8県です。

・福井県
・山梨県
・鳥取県
・徳島県
・愛媛県
・高知県
・佐賀県
・沖縄県

 

では、幸いにも県民共済がある県の割戻率を紹介します。

割戻率
北海道民共済22.50%
青森県民共済21.61%
岩手県民共済25.43%
宮城県民共済28.11%
秋田県民共済23.51%
山形県民共済26.45%
福島県民共済31.09%
茨城県民共済32.87%
栃木県民共済29.18%
群馬県民共済38.99%
埼玉県民共済49.05%
千葉県民共済33.67%
東京都民共済38.66%
神奈川県民共済33.39%
新潟県民共済34.02%
富山県民共済29.80%
石川県民共済22.17%
長野県民共済35.36%
岐阜県民共済34.51%
静岡県民共済38.09%
愛知県民共済34.09%
三重県民共済36.63%
滋賀県民共済31.32%
京都府民共済32.00%
大阪府民共済31.81%
兵庫県民共済28.55%
奈良県民共済39.77%
和歌山県民共済18.99%
島根県民共済28.20%
岡山県民共済31.86%
広島県民共済33.49%
山口県民共済29.38%
香川県民共済21.67%
福岡県民共済28.49%
長崎県民共済24.83%
熊本県民共済21.88%
大分県民共済22.03%
宮崎県民共済19.24%
鹿児島県民共済22.98%

 

県民共済の返戻率は、都道府県によって全く異なるのですが、埼玉県民共済が驚きの49%の返戻というのは、驚きです。

保障は全国的に同じでありながら、掛金の半分近くキャッシュバックされるのは、埼玉県民なら加入する方がお得ですね。

 

スポンサーリンク

自治労共済の割戻率

自治労共済において、割戻があるのは団体生命共済です。割戻金については、ネット上では公開されていないのですが、私は自治労共済に加入しているのでお教えします。

 

自治労の団体生命共済は、F型、H型、K型、L型、M型、N型、P型の種類があり、保障内容、保険料ともに異なります。以下の割戻金の実績は平成29年の実績です

割戻金年間掛金割戻率
F型6,00442,120
14%
H型8,65663,600
14%
K型15,818107,520
15%
L型19,400129,480
15%
M型22,981151,440
15%
N型26,174171,000
15%
P型29,336190,560
15%

自治労共済の割戻率は、14%から15%程度のようですね。

割戻率の考察

割戻率でいえば、県民共済>全労済>自治労共済といった感じですね。しかし、県民共済の割戻率が圧倒的に有利であり、平均でも20%後半から30%の割戻率を誇っています。

 

それに比べて、自治労共済の割戻率は見劣りしますね。うーん、残念。

 

共済はあくまで、保険の組合員のために存在するものですので、その余剰金が割戻金という形でキャッシュバックされるわけですね。

 

以上、全労済、県民共済、自治労共済の割戻率の比較でした。

[関連記事]

返戻率123%に騙されるな!自治労共済が貯蓄に向いていない理由
自治労共済は、日本最大の公務員の労働組合が運営する共済であり、割安な掛け捨て保険以上に、目玉商品とされているのが、今回のテーマである貯蓄性に優れて、高い返戻率を誇る長期共済です。 返戻率は、驚きの123%であり、これは...